自分の就職を振り返って見る

高速道路というメタファーと、
近道で先まわりしたら、楽ができる。


みたいな短絡的な、理解は、ものすごく危険です。



私自身の場合、
ニッチな超有名半導体メーカ→国内有名家電メーカ
という流れ。


最初の就職活動では、
あるいみ高速道路から、おろされた部類でした。


私自身の経験を具体的に、
状況説明と、
良かった点、悪かった点を説明します。


なんか、無邪気な奴らが、
奇妙な、踊りをしてるようなので。



社会常識というものは、自営業の家に生まれない限り、
最初に入った会社で学ぶものなのです。


ニッチであっても、非常識会社に就職した場合、
自覚のない人間は、
その非常識状態のままで、そこに居続けるか、
転職していくことになります。


大企業に就職できたとしても、
その「非常識性」により、クビになること必須です。
ダメ会社で、こびりついた「非常識性」は、就業規則レベルにも
ひっかかる可能性があるのです。



ニッチな会社は、ある意味、ものすごく優秀な人と、
そうでない人とで、寄せ集まっています。
大会社は、ツブがそろっています。


職人なら、すごい人の技術を盗んだり、教えてもらったりできます。


でも、コミュニケーションが主体の仕事の場合は、
基本、最初に、大会社とは言えずとも、
社員のツブが、そろっているところに
まず、入社することをおすすめします。

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バブル絶頂期では、ありましたが、
就職は、大変でした。


就職ゼミに入っていたものの、
元来の天の邪鬼。
コネで就職することが、なんか
ヤバい気がして、
「大の大人が、先生の口聞きなんかで」
という思い込みで、
推薦は、断ってました。


せっかく紹介してくれた、先輩つながりの就職懇談会で、
先輩の設問に対して、鋭い指摘をしたり、
特定部門に、「なるはやで行きたい意図」を
希望したり。


その頃の就職担当者から、したら
あきらかに奇妙な写り方をしてたかもしれません。


みなが、花形である、メーカや、銀行証券系の内定を
もらっている間、
一つも
もらえませんでした。


何かのDMが同時に届き、
東芝と、半導体メーカの面接日が、同じ日でした。


私は、なぜか、半導体メーカを選びました。
同じようにゼミで内定が決まらない「大企業向き」の友人は、
東芝を選びました。


私は、半導体メーカに即日内定をもらい、
友人は、1週間後内定をもらいました。


これでよかったのだと思いました。
ただ、本社が僻地だったため、
なんか、都落ちした感覚は、ありました。



半導体メーカに就職した時に、同時に入社した人間の中には、
父親に相談した結果、同時に内定をもらった、IBMではなく、
半導体メーカに入社しました。



半導体メーカで、研修後、配属初日、
ものすごいことが起こりました。


人事M主任:「M部長、本日、XX部に配属されたAさんとBさんです」
M部長:「ええ。俺、そんなの聞いてないよー」



ここは、2つの非常識行動の結果です。

(1)人事M主任の、段取り へたくそ
(2)M部長 マネージメントの配慮不足



確かに、ダメ人事は、いつも段取りが、最悪で、
聞いてないかもしれないです。
でも、
その場は、
M部長は、
「あ、ようこそ。よろしくお願いしますね」


と、言っておいて、
「M主任、ちょっと、残ってもらっていいかな。君たちは、
空いてる席で、資料を読んでもらっておこうかな」


で、小声で、
「そういう話は、聞いてないけど、どういうことだ」というのが
社会人常識行動です。



同時入社の新人2人は、
あまりのショックで、しばらく、動けませんでした。



この後、M部長の部下の間、
いろんな非常識発言を耳にすることになりました。



ニッチな会社は、
優秀な人ばかりではないのです。


経費精算的に、緩い人とか、
女性関係的に、緩い人とか、
できちゃった婚」「上司の嫁寝取り」
「私用清算」「女たらし」「就業時間の露骨なさぼり」



できちゃった婚」は、
「今日は、天気がいいから、サーフ行きます」
と言って、
いなくなったりとかしてましたね。
当然、タイムカードない人種で。


やはり、
NG人種がいましたね。


新人の頃は、
「なんで、あいつは、私の何倍も給料をもらってるのだろう」
と悩みましたね。


それで、5年ほど、そのメーカを勤めあげて、
ある意味、
取締役に、
「自分のやりたいことをしっかり伝え」
実現性がないことが、判明次第、
さくっと、
有名家電メーカに転職しました。


その時に、思いました。


「行きたい企業に、新入社員で入社しなくても、転職で入ればいいんだ。
転職で入れば、新人入社組より、給料がいい場合もあるんだ」


ただ、この手法は、
大学4年の時に、理解してたわけではなく、
偶然に、ニッチな優良企業に就職できたからであって、
そう決めて、やったわけではないし、
他の人がやって、
同じように行けるかと言えば、そうではないし。


私の場合は、
半導体メーカで、半導体の営業のプロとなり、
英語も営業車の中で、いつも英語のカセットを聞いて、
独学で、TOEIC910を取得できたから、
有名家電メーカに就職できたのです。


のほほんと
半導体メーカで、非常識な人たちの言うことを
聞き続けて、
何の努力もしなかったら、
そのダメ人事や、ダメ部長のように
なっていってたことでしょう。


外資系なので、いつしかリストラされてた
ことでしょう。



ケモノみち。



意識して欲しいのです。


ケモノが、じゃんじゃか、出てくるのです。
ケモノを殺したり、逃げたりする能力が
いるのです。



あなたには、
それが、ケモノであるか、見方であるか、判断できる能力がありますか?



カリフォルニアのゴールドラッシュの時のように、
敵味方が、わからない時に、
自分の掘り当てた金鉱の場所を、
拷問して盗もうとするやつなのか、
掘り当てたあとに、ズドーンと打つやつなのか、
一緒に掘る人間なのか、
判断できるのですか?


自分の判断力が、しっかりしてるのなら、
どこに行ってもやっていけると思います。


手抜きのない人間なら、いつも努力をしているので、
いつも
磨き続けるので、輝き続けます。


3日坊主で、「たるい」と言う人間なら、
大企業で、しっかり
社会人常識を、叩き込んでもらうことです。



駄目人間と、優秀人間が共存している会社の場合、
自然と、
同じ臭いの人種は、集まりますからね。



ああ、そういえば、
ネットで、もりあがった会社Lが売り込みにきた時の話。


広告営業の
女だけど。
なんか肩書きが付いている割には、
非常識で、
人が、コメントしてる最中に、
「はい、はい、はい、はい」って遮る。

それが、
1時間くらいの打ち合わせの中で、
30回くらい。


誰も注意しないんだ、そういうの。って思いましたね。


たぶん、そういう会社の会議って、

「本日の議題は、Lの上場に関して、どのように、、」
「はい、はい、はい、はい。それは、先日の議論で話題になったこのファイルを見て、、」
「はい、はい、はい、はい、そのファイルに関してなんですが、マーケの見解としては、、」
「はい、はい、はい、はい、制作の部門から言わせてもらうとですね。このファイルの著作権の、」
「はい、はい、はい、はい、で、ファイルは、ちゃんと。みんなにまわってるのかな。このファイル、、」
「はい、はい、はい、はい、」
「はい、はい、はい、はい、」
「はい、はい、はい、はい、」
「はい、はい、はい、はい、」
「はい、はい、はい、はい、」
「はい、はい、はい、はい、」
「はい、はい、はい、はい、」
「はい、はい、はい、はい、」

なんでしょ?


これ以上の相談は、有償とさせていただきます。