入社1年目を思い出してみる


再び、これ。
http://anond.hatelabo.jp/20080323175904


しかし、
こーんなゴミみたいな
増田の発言に、
反応するのが多いということは、
入社1年目って、
誰しも、
なんか振り返ってみる時期で。


その記憶を
社会人人生の中で、結構刻む時期なんだなと。


ということは、
そこで、洗脳しておけば、
社畜時期を延長できるということだ。



ということで、
私自身を、晒す(笑)


入社したら、PCバブルがはじけて、
PCの主要部品を作ってるメーカである会社の全体の雰囲気が、
「なんで、新人大量に取ってんだよー。アメリカはレイオフできても
日本は、できねえんだよ」みたいになってたので、
当然、
新人は、みんなが、予定していた職場では無い状態になっていた。


しかも、新人の給料なんて、大した給料じゃないのに、
中堅社員で、金で来てる人たちが、ちゃんと引き継ぎもしないで
辞めていくもんだから、
あり得ない量の仕事が、「オンザジョブトレーニング」として、
大量に新人に4月から流れこんでた。


にもかかわらず、経費節減ということで、
本来ならば、初年度のみ与えられる残業代が、
いきなり5月から、カットされた。



ので、同期の新人にも関わらず、
元々100万プレーヤで、
設計(日本主導)の仕事がキャンセルをくらっている状態に
「日本主導の設計できないなら、ここにいてもしょうがねえ」
無意味を感じた目的的仕事人の奴は、
3ヶ月で辞めて行った。

その3ヶ月後に、
別のベンチャーで、
アメリカで、設計を開始していたと噂を聞いた。


この選択は正しい。


私も、
日本主導の
「ジャパンプログラム」という日本設計主導の部署の
お手伝い要員として、
サンノゼに常駐する部隊のお手伝いとして、
いきなりアメリカ行きのできる人間として雇われていたが、
本社から「ジャパンプログラム」自体がキャンセルをくらったので、
日本のマーケティングに配属になった。


入社前に、
「ジャパンプログラム」の存在を
知らされていたわけではないので、
先の100万円プレーヤのように、
「ここには、用はない」までの思いはなかったのですがね。


で、
やはり
1年目で、
営業に異動した。


マーケティングと言っても、事務処理主体だったので、
「こんなもの、女子供のする仕事だ」とか
言ったりして、
回りから、
「あいつ、何」的な視線は、浴びてたかも。


会社自体は、至上最悪の、
急激な、赤字を食らって、
当然、
約束してたはずの、インセンティブマネーを
ちゃんともらえない100万円プレーヤの営業も、
さくっと辞めてしまっているわけで。

営業は、募集しまくってたが、
そんな状態で、社外から営業が、取得できるわけもなく。

社内募集があった。

営業サポートとして、
顧客対応的に、自分が動けていて、
対営業としての実績をちゃんと積んでいたというのも
異動できた理由だとは、思うけど。


生意気な女子供の部署から営業にしても、役にたつがわけがない。
と通常は、営業からお断りがはいる異動希望だが、
たまたま、
営業マンが、自分のキャリアとして、別の部署に
異動を希望してたらしく。(それも、そんな風に利用されてたと知ったのは、はるか後)



その前任者に、
「おまえは、営業むきだ」みたいな、煽動で、
その人を信じきって、
営業をしゃかりきに、やってた。


その人は、
その会社で、短期間で3つほどポジションが上がったあげく、
別の会社に、さくっと転職して行った。


で、私のところには、
会社からいっさい評価されないが、
(納入仕様書作成、不良品解析依頼書のたぐい)
お客様には対応しなきゃいけないような大変な仕事の
3年分が、
「お客様からのクレーム」で、書類を探したあげく
ロッカーの片隅から出てきた。


ま、今から考えると、そいつが捨ててなかっただけ、
ましかな。
挽回の手段は、あるわけだし。


そうこうするうちに、
その人が別の部署に異動したおかげて、
マネージメントが初めての所長が
やってきた。


そいつが、仕事ができない人で、
お客様からも、「あいつ」って言われてた。


結局、そいつに耐えきれなくて、
そこは、5年でやめましたけど。
そいつの下で4年、がんばりましたよ。


「品質ナンバーワン」というプログラムで、
お客様から選ばれた時にも、会社からは、一切評価されませんでしたので、
こりゃもう、無理だわ。
アメリカに赴任の話も、知ってたから、
アメリカ行きなかったら、この会社、得るところないわ。って
5年という区切りで、
退社を決意。



私が不満たらたらで、辞めたもんで、
当然、冷静に、語りましたよ、人事には。
「私は、これだけの実績を残したはずです。で、評価は、こうでしたね。
では、私は、今後、会社から評価されるために、何を改善していけばいいのでしょうね。
教えていただけますか?いろんな方に相談しましたが、誰からも解が得られてません。
このような状態で、仕事を続けていくのは、無理です」と。



お客様からも、「あの営業、いい営業だったのに、もったいないね」って
マネジメントに直言されてたらしく、
そいつ(ダメ所長)は、私が退社してから、
3ヶ月後に、辞めていったらしいですが。


でね。

何が、増田と違うかっていうか?

いつもいつも、
給料が少ないって感じがあるので、
いつもいつも、
給料をあげたくて、
大変なチャレンジをしてたと思う。

だから、異動希望出したし、
転職したし。


たいしたことしてないのに、
エンジニアバブルで、
高給取りになってたら、
やっぱし、やばいなって思うし。


実績残せてる感が、伝わってこないよね。

もっとやるきのある、後1週間で、入社してくる人間に、
「あの先輩みたいには、なりたくない」って
がむしゃらに働く新人に、
あっというまに、追い抜かれること必須。



まとめ。



1年目とかって、
たいしたことできてないのに、
可能性と仕事してる感で、
胸がいっぱいになってるから、
その思いをぶつけるところが無い人は、
すごく
消化不良というか。


カウパーでまくりなのに、
穴がない。って状態になるね。


なので、
一番いいのは、社内異動すること。

その前に、
自分の部署で、
これはと、いえるしっかりとした実績を
残すこと。


実績を残さないと、
消化不良だけでなく、
社内不良ですからね。


先輩でそういうの
いっぱい転がってたから、「こんなんじゃいけない」って
思いが強調されるわけだし。


でもね、それを反面教師として、
「こんなところにいると、アイツと同じになっちまう」って思ったら、
アイツと離れるしかないのよ。


アイツのいない部署に異動するか、
アイツのいない会社に転職するしか、ないのよ。



異動するにも、転職するにも、
まずは、
「口ばっか」じゃなくって、
実績。


大学院でのトップ成績のレポートなんて、
大学の教授が
産学協同で、
お金かせぐプロジェクトに参加していて、
自分も、実質、金を稼ぐような動きができてないとしたら、
それは、
企業にとっては、
「口ばっか」ですから。


わかってんのかな?



で、す、か、ら〜。


入社は、「口ばっか」でも、人事だませるけどね。


異動は、あまりだませないから。


まわりの見てる人は、
本当の評価をしてるし。



通常の神経の人間なら、
自分の後輩が来て、
人に説明してみて、
はじめて、
自分の理解度と、自分の実力の低さに
呆然として、
そこから、がむしゃらに後輩に負けてはいけない。って
考えるんだけどね。


そういうのが、できない
カタワだと、
自分の大嫌いな先輩と同類項に、まっしぐら。



というか、
はてなブクマで、
盛り上がってるのって、
こーんな、
グダグダで、ダラダラで、
何のアクションも起こさない集団かよ。って。
思った。



そんなウンコの中に
ダイアモンドは、含まれてるのかぁ?



大丈夫か、日本。



.