システム導入について(2)


では、金のない人たちは、
どうやって導入していくのでしょうか?


導入の前に、導入効果をイメージできるような人は、
よっぽどのバカか、よっぽどの天才なのです。


ほとんどの人は、経験値、または、実測値でしか、
語れないという、悲しい現実があるのです。


(そんな人種は、本当に、かわいそうだと思いますが、
イメージが、先にできてしまって、人に説明しても、
実測値がないとか、前例がないとかの理由で、イメージできない
人種に拒絶されてしまって、
理解してもらえない、私のような人間も、ある意味、不幸ですが)


金のない組織への導入は、たぶん、
サイボウズ」パターンなのでは、と思います。


こうです。


点導入 → 線導入 → 面導入 → 全導入


一気に全導入できる、金に余力のあるトップダウンの会社は
いきなり全導入か、
線導入 → 全導入のようなパターンになります。


でも、金のあんまりない、
そういったデジタル化に関して、
思いが、ばらばらな組織は、それがすごいと思う
課長とか、係長が、勝手に、まず、自分か自分のまわりだけを
導入するのです。

私の大嫌いなwebアプリのスケジュラー機能などのグループウエアである
サイボウズ」の導入は、まったく、この道を辿っているようです。



あれよ、あれよという間に、
気がついたら、会社で契約してましたぁ。みたいな。


ああいった、アプリは、全員が導入しないと実は
意味がないですが、
つぎはぎつぎはぎで、なんら、問題起こらない
(と、されている)はず。


私は、嫌いなソフトですけど。
使いづらいから。しかも、
「俺は、会議室じゃねえんだぞ。空いてるとか言って
勝手に、どんなレベルの奴、(たとえば、昨日、入社した人間)が
俺の、スケジュール勝手に、10分前に予約するのって、どうよ!!!!!!」
権限設定とか、予約設定とかが、実作業と
かけ離れすぎてます。
ま、カスタマイズしてもらえばいいんでしょうが。


どっかのバカが、遠隔地から、
自分だけその会議を出れないから、自分が、そこから
抜け出すつもりで、
会議自体を削除して、その履歴が、残ってなくて、
とか、
いつのまにかリスケされてて、
電車にのって、行ってる間に、会議、無くなってて。


とか、平気で、やってもなんともの思わない人種を増殖
させてるだけでしょ。


「え?メールで自動告知できる設定にしてないんですかぁ?」
とか、言ってんじゃねえ。
自称フルデジタル新人め!



現実にそぐわない状態に、ほったらかしのソフトって
いまどき、めずらしい。

っていうか、あぐらかいてんじゃねえの。


もっと、使いやすい、安いアプリ
誰か、制作してください。
お願いします。



それとも、金、いっぱい払えば、もっと、
人間の予約をするに耐えうるものが、あんですかね。


そういったソフトは、
全導入を前提として、
つまり、たくさんのクライアントから接続しても、
問題の起こらないような、状態を
都度
作り上げ、検証しながら、
ソフトを採用される規模が、採用企業側で、成長しながら、
制作会社も、成長してきたという経緯があります。


料金体系も、少ない金額から、少ない規模から
始められるようになっています。


工場のラインは、同じようには、いかないと言われていますが、
なんらかの工夫で、
可能だと思っています。


でないと、すべてのラインを止めないといけない。

基本、つなぎ込みのノウハウですね。


知らない人も多いと思いますが、
会社のネットワークの導入の最初は、
niftyユーザが、
fax回線を勝手に奪って、
nifty通信を会社で始めたところに端を発しています。


ワークフロー見直しましょう!

コンテンツ制作においては、段取りの良さが、コンテンツの良さを決める。