Amazonの価値、楽天のマーケ


Amazonの価値(勝ち)、楽天のマーケ(負け)


たとえば、私の購入金額。
昨年の楽天、1480円。昨年のAmazon約50万。


それは値段です。そして、くわえること、送料タダの破壊力です。
そして、コンビニ受け取りのスピード感です。


あ、最近は、コモディティに関して定期購入も始めましたね。www



これは、プラットホームの設定が、威力を生んでますね。
Amazonが、直販と、マーケットプレイス(店子)を両方持つために
Amazonとユーザに取ってのみ、利益をもたらす構造になっています。


Amazonは、もともと、なんでもあるを目指そうとしましたが、
それをつきつめると、
一人買うかもしれないものを、10個在庫するみたいな
負の資産を抱え続けることになります。


そこで、負の資産を丸投げして利用しているのが、マーケットプレイスです。


奇妙なものは、モルモット的に、店子に売らせておいて、
一定数の売りがあることが判明すると、
(データは、全部、吸い上げてますよー)
急激に、安売りの直販を始めます。


アメリカ人、お得意の、やらせといて、うまくいくと、奪って行くという
方式です。


仕入れの単価は、仕入れの数量で決まります。
Amazonが直販を始めると、店子の数量に比べ、
ゼロが二桁違う仕入れをします。


Amazonの購入数は、半端ないです。納入業者は、半端ない価格を提示し、
価格競争力によって、直販にどんどん、吸引し、
次第に、マーケットプレイスの店子は、まったく、売れなくなり、
ドロップアウトします。


その商材について、ドロップアウトしたくない店子は、
他の商材をしゃかりきになって、探します。


そんで、売れなかったら、Amazonはシカト。
売れたら、急激に扱い始めます。



逆に、直販をガンガンにやってしまった後、売れなくなっていったものは、
マーケットプレイスに残存利益を譲ります。
Amazonにとって、旨みがない商材であっても、一人会社に取っては、
十分食っていける市場が残っていたりするからです。



これにより、Amazonは、売れなくなった在庫をかかえることがなくなります。
が、Amazonプラットホームとしては、究極のweb2.0が実現できることになります。


流通的に負の資産となる、最初と最後をマーケットプレイスに丸投げして、
商品の運命の中心をわしわし売るという構造に変化しました。



それにより、web2.0という苦しい世界から、
いいとこどり、web2.0に生まれ変わりました。


逆に、楽天は、
直販をやっていないので、店子のみ。

店子が売れ始めると、店子はブランドとなり、
楽天を利用しないという解を選択します。


すなわち、売れると売れ店子が、出て行ってしまうという構造となります。


Amazonは、店子がズタボロになって死んで行く構造を持っていますが、
小さい規模の店子は、やりようによっては、十分食っていける構造です。
楽天は、店子が勢い付いて、楽天の敵となって、育って行く構造を持ちます。
そして、小さい店子は、賃料が高すぎて、脱落します。


プラットホームとして、どちらが正しいかの問題ですが、
Amazonのほうがいいんじゃね。ってベクトルが働いているので、
現状、Amazonが正しいということになるのではないでしょうか?


楽天が直販を始めると、状況も変わってきますが、
それは、今、大失敗こいている、Koboみたいなことになっちまうですわ。


なんか、終了間際かも知れないですな。www



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