キャリアの棚卸しができてない人


キャリアの棚卸しができてない人


仕事というものは、処理能力の高い人間に、
どんどん回って行くもので、
頼むほうも頼むほうで、
その人のいままでの仕事を見てて、
「あいつなら、引き受けてくれるし、このプロジェクトのスケジュール内に納めてくれる」
ってな信頼の上で、
仕事がまわってくる。


「あいつに依頼するの面倒だな」って思われたら、
似たようなスペックの社員がいたら、
みーんながそっちに仕事を依頼し始める。


もう、回路のスイッチがそっちにしかないかのごとく、
一斉にそうなる。


スイッチの入らない側の社員については、
徐々にjojo
打ち合わせも呼ばれなくなる、
メールもCCが入らなくなる、
あげくの果てに、誰かが、
「みんな忙しいんだよ。遊んでるあの人に頼めばいいじゃん」
って言い始めて、
その人のスペックに関係ない、いわゆる、誰でもできる仕事が
舞い込んで来ることになる。


「この資料、まとめといてね」
「ファイルのリネームお願い」
「コピー取っていて」
「電話番お願い」


これ、超、危険。


それが、すごく、スピーディにできたとしたら、
その仕事ばっかりになっちまうし、
そんな仕事を、「なんで、俺にやらせるんだよ」とか思って
ふてくされてたら、ぽかミスを連発し。


最後は、
「なんだよ、新人より使えねえじゃん」とかいう噂が立ち始めて、
給料を仕事にセットする、すなわち、減給が言い渡される。


もう、こうなったら、リストラの対象として扱われる。


なので、そうなる前に、対策を打つべき。


そんなようなことがないように、
仕事でかぶっている人が、近くにいたら、
その人と仕事を分け合えるように、設定をしておかないと、
仕事は、頼みやすい、早く仕上がる、クォリティが高いほうに
流れる。


組織内の仕事依頼とは、
流したほうが、忙しいとか、大変とかそういうのは、一切関係なく、
頼む側の論理で依頼がされている。


なので、少しでも、同じスペックの人間に、仕事がたくさん頼まれて行くのを
発見したら、
自分も依頼されるように動かないといけない。


そのためには、自分のキャリアをしっかり見つめ、
自分のできることの仕事依頼については、アンテナをしっかり
立てておかないと、
浮いた存在になっていくもの。


そんなキャリアの棚卸しは、
頭の中でやっていては、ダメで、
紙に書く、そして、熟成させて、もう一度、紙に書く。


この冷静な、棚卸し作業が、今後の、キャリアの指針となり、
自分のポジションとのマッチング、将来の自分のキャリアと
会社の方向性。


そういった、諸々のことを、検討する材料となる。


「自分のことを一番、親身になってれる相談相手は、自分自身である」


本当に、客観基準から考えて、酷い目にあっているのなら、
そんな会社、辞めちまえばいいしな。


辞めて、その会社が困ればいいだけの話じゃん。


ただね。
そういう判断は、きっちりと、客観的に処理しとかないと、
会社変わっても、転職先で、完璧に、同じことが起こるからな。



すごい、シンプル。


女優とかと同じだよな。

若い、かぶった安いギャラの女優が来ると、
高いめんどくさい女優は、キャスティングされなくなる。


あとから、かぶられた女優は、自分がキャラを変更したり、
ギャラを変更したり、しないといけないのよ。


大事なのは、2点。
What you can do now & what you are going to do.


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