Steveのごつさ


Steveのごつさ


映画「スティーブ・ジョブズ 1995~失われたインタビュー~ 」特別映像 - YouTube


このビデオの凄いところは、3点。


1。1995年に、webが世界を変えると宣言している。そして、オブジェクト指向だと宣言している。凄い。


モザイクというブラウザーで、30秒の動画をダウンロードをするのに、
5時間かかる時代に、webの革命性を言い当てている。


今でこそ、普通の考えかただが、PCつったら、ワードでしょ、エクセルでしょ?
とか言っている時代に、これはすごい。


オブジェクト指向とかって、一部の人が、やーやー言っていた時代に、
この宣言は、凄い。っていうか、マルチメディア(笑)系を
実現しようとするとこうなるわけだが、それも、浸透してないこの時代に
これは、やっぱり、凄い。


2。PCは、人間の表現力や能力を、引き延ばす道具である。いわば、自転車のようなもの
と比喩。


これもすごい。人生に革命をもたらしたい。という思いで商品を企画する人が
よい製品を作れる。(ソニーの入社動機ですが。w)を、まっすぐにつきすすむ。


3。編集の入ってないインタビューの威力。


これ、テレビとかを通すと、ぐちゃぐちゃな編集が行われ、
うんこインタビューになるんだよね。 実際、放映されたのは、
うんこインタビューなわけだし。


それは、編集する人の能力。 


あとはね。マスターがなくなったとしても、ポストプロダクションでは、
タイムコード入りのVHSを必ず、納品してたから、
イラストレータ納品時の、PDF添付みたいなもの)
マスターがなくなったとしても、このVHSから再編集できたけど、
それをやらなかったってところに、この時代の圧力を感じるんだよね。


で、それを、個人的に持って帰ってた、したっぱのADが、発掘して、
(ま、20年もたてば、偉くなっているわけだが)
こうやって、このタイミングで提出。


で、編集なしで流す。
のに、すげえ、しっかりとしたインタビュー内容。


彼のごつさ意外のなにものでもない。


ひさびさに、すっきりした。


中身は、わしの理解している井深さんと、ほとんど、同値の内容でしたね。

なんか、安心した。


が、現在のAppleには、
Steveの考えたスペックは、もう、残ってなくて、
iPhone5以降は、どうにもならない状態になっていくのだと思う。残念ですが。


そういうものです。こういう会社では。

スマートフォン端末が、PCと同じ運命を辿りはじめてる、昨今の概況と
あいまって、
これから、大変な時期が来ます。


.


編集のないダイレクトなインタビュー。 世の中は、これを望んでいる。
だから、映画は見ない。