好きを貫くについて(5)


会社にどっぷりの人種。


います。


基本、48歳くらい以上の人は、
このパターンですね。

入社時期が、1982年とかですかね。


高度成長期ギリの人々って、
会社が、会社づけにするための手法が、
新人教育の中にある場合。


ざっくり新人をやとって、
会社づけにすれば、何人かの、2-3人だろうけど、
その全体を食わせるような、人物が
ゲットできているに違いない。
みたいな、たらいで金魚を受け取るみたいな人事戦略だった
時代が、ありましたけど。
(っていうか、人事に戦略なんか、ない時代ね。)


そのあたりに仕事刷り込みをされてしまった人種は、
基本、独立したり、ベンチャーを考えたりしないですね。


楽な方へ、楽な方へ、流される人が、やっぱり多いみたい。


会社のケータイで、私用電話を平気でしたり、
会社の備品を持って帰ったりする人種も多い。
会社のプリンターで、子供の写真を、ばんばんプリントするアホとかね。
私用で飲んでるのに、電車で帰れなくなって、
会社のタクシー券を手裏剣のように、ばらまく宴会部長とかね。


会社の利益構造を理解しないと言うか、
赤黒計算できないと言うか、PLとかわかってない人種と言うか、
会社に餌付けされてるというか、
妙なコスト感覚の人間が多いですね。


自分の給与に跳ね返ることには、敏感だけど、
そうじゃなければ、湯水のように会社の金は、使おうとする
ちょっと、オトボケというか、ナイーブというか
そういうの多いですね。


そういう人間は、
独立とか自営とかって、絶対に考えないし。
面倒なことは、自分でやろうとしないし。


工数という感覚が、まったくないし。
雑用は女の子が、やればいいとか、平気で思ってるし。
キャンプとか行っても、全然、役立たないし。


ボランティアとか、できないし。


犬で言うと、
餌置いたら、おいただけ食うし、ふんはかたづけないし、
餌ちょっと忘れたら、
「わんわん」吠えてうるさい、バカ犬ね。


一方、
ベンチャーとか、行く人間って、
30年前に、レコード業界、テレビ業界、
25年前に、コンピュータ
20年前に、ゲーム。
10年前に、ネット。
そんなところに行く人間って、
2種類の人間がいるわけ。


「使命感」を帯びた人間か、
他で、箸にも棒にもひっかかんなかった人間だったりするわけ。


後者は、
わかりやすく言うと、
「ヒモ」やってた女に捨てられたとか、
自衛隊出身とか。
会社起こして、潰して来ました。とか。
あくまでも、アホが、わかりやすいように、
例として言ってるだけですけど。



そういう、何がどうなるか、さっぱりわからんような、
でも、なんか広がりと感じると言うか、そういう
使命感を帯びている優秀な人材と、
通常の順番を、ふっとばしてやろうみたいな、
大学の卒業成績は、下から数えたほうが、はやいような
人種が、
そういう会社に、同時に、
やっぱり就職してたりするわけで。


分布図で言うと、はじとはじ。みたいな。


そんな状態の、いわゆるベンチャーの会社にですよ、
大学の成績トップクラスな人間で、
25年前に、
IBMインテルの両方に内定をもらった、
文化系大学出身で、
インテルに就職しようと思った人種が、どういう人種かって
言うこと。

その頃は、
インテルIBMに内定もらったら、
普通、IBMに行くでしょ。


そこで、インテルを選ぶって、すごく勇気のいることだし、
周りの人間は、インテルなんか、知らないから。
普通、IBMを勧めるわけ。

テレビの宣伝に出るのは、IBMだし、(CMキャラは森進一だけど)
今、安泰なのは、IBMだし。

PC-ATなんか、出て来てないし。

インテルって、何。部品メーカ?

半導体
LSI?麻薬か?
中央演算装置? 部品が、なんで中央なの?


自称、マイコン野郎は、こう言うね。
トランジスタ技術読むと、
NECマイコンのコピー品作ってる会社じゃねえの、やばくね?
(コピー品を作ってたのは、NECのほうです。)


何それ。

コンピュータの部品、作ってんの?


そーんな、下請けみたいな会社、やばくねえか?

10年後、倒産してるよなぁ。
半導体って、日本と韓国の会社が、独占する世の中になるから、
そんな、下請けの下請けみたいな会社、やばいぜ。


ほんの少し、海外の経済かじってるような、偉そうな人間は、
「おい、ビジネスウイークとか読むと、1900年には、アメリカの
半導体業界って、消滅してるぜ。そんな、大変なところに行くのは、
やめな!!自殺行為だぜ!」


だったところに、
インテルを選ぶ。


これは、究極のすごい選択だと思うわけ。


あの時点で、インテルを選べるか、どうかということ。

CPUというものが、コンピュータの頭脳で、
世の中を牛耳って、
独占できる、素材をもっていると、
そこで、
感じることができたかどうかと言うこと。
コンピュータがいずれ、
パーソナルなところに落とし込まれて行った時に、
世の中に革命が起こること。


一人一台、パソコンが出荷されたら、きっと
ボロ儲けじゃん。
(と会社でも、10人に一人しかパソコンがなかった時代にね。
そんな風に、わくわくしちゃうのよ)


とか感じたということ。


これは、ある意味、動物的勘だし、
それが、好きで、この道でやって行こうという
勇気ある決断だし。


成績優秀だったら、大学教授は、
IBMに行きなさい。が普通。



普通を、はみ出す人間は、
すごいか、ダメ人間だから。


その頃のインテルは、
ダメ人間と、すごいが、混ざってるけどね。
たぶん。


そういうことなんだよね。

ワークフロー見直しましょう!


コンテンツ制作においては、段取りの良さが、コンテンツの良さを決める。