RFID SMT全自動リアルタイムトレーサービィリティー


これは、すごいです。

http://www.advanced-jisso.com/cogiscan.html


実装基板の製造ラインの工程管理、
資材管理をすべてまかなうものです。


SMT、 すなわち、表面実装の全行程を
後付け(既設の設備に、後から設置)で
コントロールする発想を
カナダの会社が考案し、
日本のSI会社がそれを導入しようと試みています。

近年、基板製造の工場では、
多品種少量生産が増えてますが、
部品の装着間違いを
一人でも、一カ所でもしてしまうと、
不良品を
生産し続けてしまいます。


途中に、失敗しているかどうかを
チェックする工程がないので、
最後まで、
作ってしまいます。


それを、
部品装着時に、
または、装着準備時に、
RFIDの技術で、間違っていると
機械が、動かなくなり、
間違いを即、発見でき、
しかも、材料管理もでき、
しかも、すべてのトレースができるというものです。


設計、製造、品質管理、すべての部門が欲しいデータが
つまっています。


こういうものは、
ゆっくり、確認すれば、間違えないはずだ、という人もいるかもしれません。


ただ、
部品の形は、似てるし、装着するリールや、トレイや、チューブは
まったく同じ形をしています。


しかも、こういう工場のラインは、
外部社員、アルバイト社員、外人が多用されています。


ある意味、
間違いやすい部品について、間違えてしまうことを、
「間違いやすいから、間違えてもしょうがない」
「どうでもええわ」と勝手に思いがちな人たちが
作業にかかわっていたりします。


一人でも、そういう人がいたら、終わりなのです。
製造のやり直しが発生し、
納期遅れが発生し、
間違い製品の破棄も発生し、
大損をこくのです。



「おーい、2515456454のリールを、2515456455に付け間違えた奴、誰だぁ。
何回言えば、わかるんだ」

「私は、知りません」
「私も、しりません」
「わくらない」
「しりない」
という状態だったのが、

こう変わります。


「おーい、ゴンザレス。2515456454のリールを、2515456455に付け間違えたろ。
機械が動かないからいいものの。間違えると、不良品が出て、会社が損するところだったぞ」


失敗しそうな人を割り出し、
その作業から外すこともできるわけで。



.