テレビ局5社と電通のネットTVが高いわけ


テレビ局5社と電通のネットTVが高いわけ


理由は、事業モデルを変更しないで、自分たちの給料も減らさずに、
かつ、儲けも減らさないで、事業計画をたてたからです。


民放5社が新たなインターネットテレビを来春に実用化、専用テレビも同時発売 - GIGAZINE


アホちゃうか価格(誰が買うかボケ価格)で、発表されたネットTV企画であるが、
事業企画をやったことある人は、すぐぴーんと来ますがね。


製品単価を出すには、どれくらい仕入れて、どれくらい工数
かかって、どれくらいの販売数を見込むかを計算して、
ざっくり言うと添付のエクセル(正確には、Keynote表計算しーと)を
見ながらで説明するね。(あくまでも、妄想です。笑)


細かく言うと、コンテンツごとにそれぞれ設定して、最後合計して、
費用と工数と利益を足して、コンテンツ数で割って、コンテンツの単価を
出す。


この計算で、600円とかが、出て来てしまってるわけ。


同業のGYAOと比較してみよう。

コンテンツ利用料は、これはコンテンツを持っている会社との個別の
交渉ごととなるが、TV局パワーでGYAOより、若干安いかもしれない。


でも、作業工数は、TV局、電通、技術者も、営業も、価格交渉担当者(プロデューサ)も、全員、雁首そろえて、単価が高い。


儲けも当然、GYAOに比べて、大量に取ろうとするから高い。


コンテンツあたり販売予定数なんか、よーわかってないから、低めに設定してある。


計算すると、アホちゃうか価格(誰が買うかボケ価格)が、出てくる。


そんで、偉い人たちが、表をながめて、
「あ、映画より安いからいい感じじゃない?」
「3年目くらいから儲かりそうじゃね?」的な、ちゃんちゃん会議が
ありーーので、決定。 みたいな。


資料作成している人は、「こんなんで、ええんかいな?」みたいな。


事業モデルの変更をせずに、事業企画をたてると、世の中の妥当価格から
大幅にかけはなれた価格設定が行われる。


時期、同じくして、
iTunesのストリーミングライブは視聴がただで、購買に結びつけよう戦略が
走ってますけど。


そういうのと比べて、あまりにも、おそまつ。



いますぐ、事業企画を練り直したほうがいいよ。テレビ&電通。 笑



.