ソーシャルメディアの次の方向性への分析


ソーシャルメディアの次の方向性への分析


昨日は、フジテレビのプロデューサーの話を聞いて、
思ったことなんですが、
ソーシャルメディアに流れるもの、コンテンツは
すべて情報というかデータに置き換えられるので、
メディアの形としては、
人から人へと、個々に情報伝達が行われ、
twitterなら、retweetという手段、
facebookなら、shareという手段、で、
情報が「Looping」「Howling」するという現象を持つ。
ということに気がつきました。


なので、テレビでいう双方向メディア、
「行って帰って終了」みたいなものとは、まったく違う性質を持っています。


そして、
その情報は、
情報の性質により、
かつ、
伝達された個々の人間の情報処理によって、
伝達の速度、伝達の個数のバリエーションがある。
すなわち、受け取った人の人間の能力によって左右される
という性質を持ちます。


すなわち、
Loopingの強度や速度は、情報の性質や、個々人の情報処理によって、
まったく、違う強度や速度や持続性を持つ事になります。


急激に流行って、loopingが終わってしまう情報もあれば、
じわじわと長くloopingするものもあれば、
周期性をもち繰り返し、loopingするものもある。


情報の性質とは、たとえば、
iPhone4Sの在庫情報」は、在庫がなくなった時点で、情報としては
価値を失うので、それ以降は、loopingしない。


個々人の情報処理能力は男女別や、年齢別や、収入別といった
過去のマーケデータとは、まったく別次元の話だし、
能力のある人でも、休んでたり、頭がとろい日とかもあるので、
厳密には、正確な把握は難しいが、傾向は、出せるはず。


そして、価値のない情報は、流れない。
つまらない冗談が、伝達されないけど、単発で、
いろんな人が言っている状態と同じ。笑


デマについても、情報処理能力の高い人にひっかかった瞬間に、
「これはデマです」というアンチ情報が伝達され、
情報処理能力の低い人は、しばらくの間、デマを流し続けますが、
デマを流し続けてた人は、twitterfacebookから外されて行く
ことになります。


とすると、ソーシャルメディアの利用として
企業や組織が利用する場合は、こういった
情報の性質と、
個々人の情報処理能力のプロファイリングをして、
テレビで言う視聴者層というものを分析して、
影響力を調査したほうがよいのでは、と思います。


こういうデータ分析は、テレビ業界広告業界の人は不得意なので、
ネット業界が得意なところだと思います。


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