最先端に関する勘違い甚だしいこと


最先端に関する勘違い甚だしいこと


「UIさえちゃんと考えれば、スマートテレビは成功する」


頭の中が「ユーザ視点=UIを作り込むのみ」的な発言を見たので、
思い出した。



私のマーケの師匠(ソニーの商品企画をやる前)に
教わった事です。


どなたか、鮫島先生の行方をご存知の方、教えてください。
日本マーケティングなんとか、という会社にいらした方です。


「最先端」ってこのピラミッド図で、どこだと思う?



これが、普通の回答です。

師匠は言いました。


こうだ。


ピラミッドの先のほうが新しいと考えて、それはよい。
最先端は、その上に雲のように、ぷかぷか浮いているもので、
それは、ピラミッドの先端に付着する可能性もあるし、
時代が早すぎて、もう一回くるのを待たなきゃいけないものもあるし、
もう、飛んでっちゃうものもある。



だから、そんなもんは、データもころがってないし、
誰も賛同しないし、
当然だが、
新聞やテレビや図書館に行ったところで、
何の情報もない。

それが、付着することを察知して、
確実に付着するための努力を日々していくことだ。


宇宙ステーションのドッキングくらいの難しさと
成功の喜びがあるんだぞ。と。



すぐ、人に相談したり、
ネットを調べたり、
過去の類似分析との相違点を、とことん調べてなくて、
妄想もほとんどしてなくて、
検討を、ほとんど、
やってない奴が、そういう部署にいるとすると、
何も起こんないよ。


webTVの時みたいにね。


泣。


そうそう。まじで、テレビ局が、コンテンツ最適化での、
バイスが欲しいなら、テレビ機器メーカーを、いまなら、買えるから、
買っちまえばいいんだよ。



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