web片輪


web片輪


http://nobish.jp/entry-24.html


いや。なんか、web片輪を少し感じるんだよね。


最初の仕事が、internet系で、そのまま10年やってて
取締役とか社長やってるような人種にすんごく多いんだけど、
なんでもかんでも、100%をinternet上ですませようとする。


だからといって、中途半端に偉くなっちまってるから、最新情報を
updateする能力も、時間もなくなってしまっている。 
つまり、古くさいネットエンジニアもどきと、ネットディレクターもどき。 


で、かつてのメディアとかで仕事をしている人たちをばかにしてるくせに
そのクリエイティブの能力を先輩から学んでこなかった人種。


すなわち、いにしえネット人。わるいけど、マジ、役たたないっす。



音楽や出版系だと、そのような人種は、新規事業部とか、マルチメディア事業部
とかに、集められてたな。 そんで、CD-ROM営業部とかで、、、




それで、お金を10年前(物珍しいし、ちょっと技術を持っていると、
結構、それなりのお金を払ってくれる、評価額のちょろいweb担当が先方の
責任者だっただけのこと)に、相当、貰ってたりして、勘違いしちゃってる人達が
いる。  



たぶん、その頃に比べて、もらえる金額が通常に戻ってることに、悩んでて、
それが、自分たちの液状化現象なんだと
いうことを気付いていない。


しかし、実際は、
顧客が、internetのみでサービスするようなものは、
もう、ネット大手のしくみが出来上がっているので、
今は、その下請けになって、がんばるか?


はたまた、CMS等のツールを多用して、ある意味、なんでもやさんになって、
小規模の社長に気に入られて、
相手のふところに入り、IT女中みたいな立場ではいっていく。

例: http://jp.jimdo.com/
とか利用してね。



その2つしか選択肢は、ないのでは、ないだろうか?


それは、雑誌社が、淘汰されていったのと同じで、
雑誌社の場合は、
単に、冊子を作るだけの会社は、潰れるか。買収されるか。

はたまた、顧客情報だけ、抜かれて終了するか?


印刷業者で言えば、
付加価値のない「刷り屋」さんは、
ネットプリントみたいなところの下請けになるか、潰れるかを
たどってきたわけで。
例: http://www.printpac.co.jp/
とか
http://www.graphic.jp/
とか



結果。
結論は、クリエイティブのない中間業者は、
中抜きにされるということ。
ネット専門業者のうち、クリエイティブのない、または、クリエイティブの価値が
わからず、クリエイティブを外注しておいて、たいして金を払わない会社は、
潰れて行きます。


クリエイティブを社内に持っていても、ちんたら徹夜してるオペレータばっかり
給料が上がって、クリエイティブの給料を頭打ちにしているような会社は、
クリエイティブを引き抜かれて、じり貧です。  ← 実話


上記で言っている競争というのは、そんなじり貧部分を語ってるだけ。しかも、偉そうに。笑


最新の技術を追いかけるだけの技術のある会社は、
モノ作り会社であれ、流通であれ、
ソフト会社であれ、人材会社であれ、
雑誌社であれ、
残って来たわけで。


結局、残れたのは、クリエイティブのおかげ。 すごく、単純なしくみだと思うし。 マーケの王道ね。


そこは、業界のみのことしか、「知りません」みたいな
片輪ではなく、その近くの処理とかを熟知してる健常者だから
起用され続けているだけのこと。


なので、
22歳から、すぐ、ライブドア入って、そのあと、ネットなんとか、行って、
webなんとかやって。最後、コンサル。みたいな人種は、
もう、どうしようもない。


卑近な例でいうと、
so-net掲示板が荒れた時に、
いつまででも、荒れてて、
担当者も責任者も、
「あらゆる手をつくした」と言い張るのね。


で、
「電話しましたか?」
「訪問しましたか?」って聞いたんだけど。

しばらく無言で、
最初の回答が、
「うちは、netの会社なのに、なんで、そんな、電話とか訪問とかしなきゃいけないんですか?」


とか言いやがる。


はぁ?


沈静化するための、唯一で、即効性のある手段じゃん。そんなことも、わからないんだ。
みたいな。


電話の内容は、シンプルで。

「お客様の顧客情報を、確認させていただいております。お客様のハンドル名は、xxxx様で、メアドは、xxx@xxx.so-net.ne.jp。ご住所は、xxxxxxxxxxxxxで。電話番号は、xxx-xxxxでよろしいですね。お忙しいところ、ありがとうございました〜。」


これは、相手には、どういう圧力がかかるかと言えば、
「ハンドルで、無記名で、やっとるつもりかも知れんがな、こっちは、お前のいろんな
情報を持っている立場なんだぜ。ワイルド大会したら、どっちが優勝かぃ〜?」


を示す。


掲示板担当は、相当、抵抗したらしいが、電話1本で、速攻、沈静化。


当然だろうが。


net片輪は、こういうこと。


なので、internetのみの権威という輩は、基本、記事も信用できないし、
彼らの想定範囲が、internet情報に限られていると
考えて、記事を読んだほうがよし。


わしが、そいつらの価値を認めてる部分は、
一つあってね。それは、情報のハブとしての価値。


ただ、そんなもんは、google先生が、進歩したり、
RSSとなにかの組み合わせで、実現できれば、そんな、単純人間ハブなんて、
一切不要になるから、一時の利用価値なわけだが、彼らは、
それに気付いていない。 

そういう意味では、クリエイティブのない、雑誌編集者に近い存在。 



そして、彼らにとっては、残酷なのかもしれないが、そこは、中学生との競争になるエリア。
中学生、手弁当で、いつまででも、調査するからね。


小さい頃の天体観測を思い出してよ。笑


で、もう一つ言えるのはね。


internetだけで、のし上がって来た人種は、
internetだけで、さくっと、落ちて行くのです。笑


付加価値のないweb屋は、死亡。


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