スカッとジャパンに応募してみた

スカッとジャパンに応募してみた


「プラプラ井戸端女」



これは、25年ほど前、私の部署は、海外営業部で北米の担当のため、午後は、商品の出荷指示作業で大変忙しい部署でした。

部署によっては、比較的夕方には仕事が終了してしまう部署もあったようで、そのプラプラ井戸端女が、そういった部署の社員なのでしょう。毎日、4時半になると、同期の自分の部下のところに、無駄話をしに来ては、「あったしー、毎日、6時に帰ってるから、30分、残業してるんだけど、うちの課長が、残業申請却下なのよ」という話をしてました。

あまりにも、自分の部下が、困っているので、やんわり、邪魔しないように、話したのですが、いっこうに止まないので、忠告することにしました。



私「ちょっと、いい?」
プラプラ「はい、なんですか?」
私「残業代の申請って、いったい、何時間なの?」
プラプラ「…」
私「何時間?」
プラプラ「10時間ですけど、何か?」
私「はははは。そっか、あなたの課長の判断、正しいよ」
プラプラ「え?なんでですか?」
私「ははは。だって、あなた、毎日、ここで、30分、無駄話して、わたしの部下の邪魔してるじゃない?」
プラプラ「え?邪魔ですか?」
私「あなたは、暇だから、ここにきて、暇つぶししてるのかもしれないけど、彼女は、出荷の指示、間違えることできないから、この時間帯って、すごい集中したい時間帯なんだよね。だから、毎日、あなたに邪魔されてる」
プラプラ「そうなの?(部下にむかって)」
部下女「(うなずく)」
私「ねぇ。じゃ、計算してみよっか?」
プラプラ「え?」
私「あなた、毎日、ここに来て、30分、仕事しないで、しゃべってるじゃない?」
プラプラ「…」
私「毎月の出社って、20日くらいあるじゃない?計算して。0.5 x 20=?」
プラプラ「10ですけど?」
私「ぴったし(電卓で、正解を示しながら)。残業代、払えないよね」
プラプラ「…」
私「残業代って、仕事してる時間に払われるもんだからね。あなた、ここに来てて、仕事してないから、払う必要ない!」
プラプラ「なんなの、こいつ(小声で)」

部下女「すみません。(うなずく)」


その日以来、プラプラ井戸端女は、うちの部署には、こなくなりました。

でも、別の部署に井戸端しに行ってたかもしれない。泣



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