RFIDは、工程の状態を、「まる見え化」します。

ある意味、業務改善における「見える化」ですが、
すでに、議論しつくされたことのようなので、
その程度の、昔の議論は、
そっち系の偉い人に議論は譲ります。
見える化」で、検索してください。
ある意味、議論は、しつくされています。


というか、その程度じゃ、今時、生産性の向上は望めないのです。
RFIDは、その上を行く「まる見え化」に貢献するシステムなのです。


そういう意味合いでは、タブー視されてきたエリアです。


データを取得する部分が、
人間が行っている限り、うそ、ミス、でたらめ、捏造、(いわゆる、姉歯
は一定の確率で起こり得ることです。


その上、
調査の段階で、取得した情報が、
仲間をクビにするための情報だとすると、
報告する人間は、データを丸めるでしょう。


取得した情報が、過去に施した対策が、
無意味であったという報告になってしまうとしたら、
中途半端なシステムの導入をした人間は、
自分の企業内生命を守るため、
データを書き換えるでしょう。


RFIDを導入するということは、
カウンタ」と「ストップウォッチ」を、すべての工場労働者の肩の上に
ゲゲゲの鬼太郎の「目玉親父」のようにのせて
常時監視するシステムなのです。


ですから
そこで取得したデータは、
生データ」であり、「裸」のデータなのです。

すなわち、
見たくない、見えて欲しくなかった部分の
まる見え化」なのです。


RFIDタグを商品にひも付けする部分の工数は、減らすことができません。
これは、バーコードリーダと同じことです。
しかし、一旦、ひも付けが行われると、
その後は、ほとんど自動で
「悪魔のカウントシステム」によって、
それぞれの工程の「入り」と「」を記録し、ログを生成して行きます。


それをエクセルで眺めるだけでも、
どこで、流れているのか、どこで、つまっているのかの
全体が見えてきます。


いままでの「見える化」は、いったい、何だったんだと、呆然とします。
ここからが、RFID導入の醍醐味です。


RFID導入前は、ある程度のオブラートに包んでた部分が
「まる見え化」することによって、
今まで、「見える化」程度に、とどまっていた部分が、
「まる見え化」するわけです。


いままで、いわゆる「見える化」と言われていたものは、
「見えたり、見えなかったりする化」程度にとどまっていたり、
「見えてるように報告する化」だったわけです。


現実のシステムにおいては、
実際は、
その「工程情報」を、どうやって処理するかは、上位のシステムが
その工程全体を見守る、人間の知恵の結集として、
行っているのですが、
今の現状だと、「リアルタイム」に情報が上がってくることを予定
していないシステムのほうが多く、
結局、システムの処理部分で、「ディレイタイム」が発生していることが
予測されます。


現状、RFIDタグの導入が過渡期であることから、
上位システムは、ある意味、リアルタイム処理においては、
経験値の低い状態と言えます。


RFIDによって、
生産性向上を望む組織が、本来的にやり遂げなければならない
「まる見え化」が、近い将来、
通常の状態になって、
その上の、上位システムが、育っていくのだろうと
感じています。


どうなんでしょうか?
バーコードシステムによって、生産性の向上や
いわゆる「見える化」が、歌われるようになるまで
40年かかりましたが、
「まる見え化」は、そのバージョンアップなので、
3年くらいで、実現すると、私自身は、感じているのですが。


ご意見、いただければ、と思います。


特に、バーコードをやっていらっしゃる方々。


私、RFIDに携わって、わずか、40日ですが、
一応の仮説、結論まで、たどり着いてます。