RFIDは、工程の状態を、一旦「まる見え化」しその後、

見えていい部分と、見えてはいけない部分に分類して
情報処理を行うことになるでしょう。


RFIDの導入の第二フェーズは、
そういう状態になるでしょう。


昨日までは、
導入の足の短い、工場の工程管理の話をしてきました。


理由は、
(1)導入の足が短いので、投資の金額感が、限定でき実感できる。
(2)生産性がはかりやすい(工数、成果物が比較的直結している)
(3)複雑系ではないので、システムも作りやすい
 (基本、未来予測系でなく、現状トラブル回避型、または、現状対策型)
 (つまり、「過去見える化」「今見える化」であり、
「その先、見える化」では、ない。)
 (すなわち、
「そんなこと、わかっとるんじゃ。でも、でけへんから困っとるんじゃ、
ボケ」系)
(4)投資に対する見返りが、独り占めでき、競争力も、
独り占めできるステージである
 (であるから、導入の成果を公表したがらないステージである)
(5)まずは、自社だけでメリットを出して、
他が追いつけないくらいになったら、言い方を変えれば、
自社をやりつくしたら、「他社と、『行って来い』する」システムを作ったり、
という性質のものだから
(6)現実論としては、1つの会社のシステム最適化さえ、できない
システム開発会社が、複数の複雑系のシステムの最適化を
できるわけがない


部分最適化を、一通り、行った後、
で、いずれは、
全体の調和と、全体最適化によって、
おおぜいの人、最終的には、
川上から川下まで、最適化の行われ、メリットの享受できる
流通まで及ぶのでしょう。


その時、はたと気づくでしょう。


このデータ取得は、
「見えすぎ」てないか?
このデータは、覆い隠そう。
なぜなら、やばいから。
そのときになって、初めて、
タグのセキュリティ問題が、クローズアップします。

その時までは、
問題点、積み残し、というか、積み置きというか、後回しというか、
「見て見ぬふり」です。


担当者による「今は見えてない化」です。(冗談です)


丸裸は、はずかしいから、
「葉っぱ」をつけよう。せめて、「パンツ」をはかせよう、
「ブラジャー」もつけよう。


という方向性を持つはずです。


ま、このあたりは、
EDIシステムの際と、動きは、基本同じです。






どうなんでしょうか?
バーコードシステムによって、生産性の向上や
いわゆる「見える化」が、歌われるようになるまで
40年かかりましたが、
「まる見え化」は、そのバージョンアップなので、
3年くらいで、実現すると、私自身は、感じているのですが。


ご意見、いただければ、と思います。


特に、バーコードをやっていらっしゃる方々。


私、RFIDに携わって、わずか、40日ですが、
一応の仮説、結論まで、たどり着いてます。