RFID導入後の最適化

RFID導入後の最適化


ファクトリーオートメーション、オフィスオートメーション
かつてそうだったように、
バーコード導入、RFID導入、ビジョンコントロールシステム導入、
このあたりで、まったくの「無人化」でよいのでしょうか?


アメリカのニュースで、
RFID埋め込み型の、バイオプラスティック飼料容器と、
豚の耳のRFIDタグを連動させて、
容器についた重量読み取り機と連動し、
おのおのの豚の食べる量の相関が
とれるようになったという記事が記事化されました。


記事化された理由は、
(1)バイオプラスティックで地球に優しい
(2)RFIDの導入に親和性のある容器素材
(3)豚と餌の相関関係が、自動で取得できる
ってとことが、キャッチーだからでしょうか?



まだ、導入途中のモルモット実験なのですが、
温度のセンサーも応用して、
「豚舎が、熱すぎて食ってないのを防ぐ」まで
言及していました。


また、
「餌が、なくなっているのかを、一々、見に行く必要もなくなり、」
も言及してました。


これが、
私的には、相当、引っ掛かりました。



元々、RFIDの導入は、工程管理において、
ログを自動取得する機械の導入です。

しかし、ログを取る事によって、安心して、
現場の人が、「何となく、ログ取って、仕事した気分になって」
ダメになっていってしまうのでは、本末転倒です。


機械の導入は、周りの人の意識の導入でもあります。
意識の導入を失敗すると、
「となりの豚の食い散らかして下に落ちているのを食っている豚」とか
見にいけば、すぐにわかることが、
ログから抹消されていることになります。


導入の仕方によっては、
(1)チェックを全くしなくなる
(2)チェック頻度は、落とすが、正確なデータがあるので、
補完、類推できるとして割り切る。
(3)チェックは通常と同じくしていくが、記録のみを自動しておく

私見では、(2)(3)を時々入れ替えて、行うと
考えています。



間違えてはいけません。


記録係は、あくまでも、記録係です。


記録を、神の声にしてしまってはいけません。