RFID導入を決断できない企業(その3)

大システム病」(その3)


so-net関連は、もう、終わった(?)ので。

本来の「大システム病」です。


システム部が偉そうなところは、無理です。
ほんの少しの、システム拡張に対して、
そんな偉そうな人間を説得しないといけません。


システム部は、口をそろえていいます。


「それは、今のシステムを変更しないで、こういう風に
運用ルールを変更することによって、実現します」

と、現場に工数のかかるソリューションを押しつけてきます。


システム部は、自分たちが、間接部門、
すなわち利益を生まない部門だと言うことを
忘れてしまっています。


それは、かつての、ファクトリーオートメーションの時代、
オフィスオートメーションの時代、
オートメする人間が、偉そうに振る舞っていたのと
同じことです。


導入時の、何かの功績。
一時的に、30%コストダウンとか。何かで、
早すぎる昇格とか。をもらっちゃってる人達です。


利益を生まない間接部門なんだから、
利益を生もうとする直接部門が
社内顧客です。


その顧客が、エンドユーザ、すなわち、その会社の顧客との
関係において、サービス力をアップしたり、
自社の利益構造を変革したくて、
システム部に変更、および、拡張を求めているのです。


偉そうなシステム部は、
現在の現実の現場から、目を背けます。

見てしまうと、システムの変更をせざるを得ないからです。


徹夜をしないといけないからです。


でも、システム部は、
自分が、何年も、徹夜をしてないことによって、
営業部、マーケティング部、技術部が
システムが処理できない、または、積み残しのシステム拡張が
多数存在するおかげで、集計処理等を、手作業で行う結果、
何年も徹夜をしている事実に目を向けなければなりません。


ですから、
日経ソリューションとか、日経システム、とか
ああいう雑誌とかで、(廃刊じゃなかったでしたっけ)
取り上げられて、祭り上げられて
勘違いしちゃっているような人間が、システム部に
いたら、
やばいです。


一生、人間が、非成長システムの面倒を
見なければなりません。


何もしないシステム部の人間とともに。



偉そうなシステム部の人間が、いる会社は、
一生、RFIDに代表される、
システム拡張は、あり得ません。