食材の供給変化によって食事の価格、食文化が変化する


食材の供給変化によって食事の価格、食文化が変化する


お好み焼きの話で、盛り上がってたのだが、
東京だと、「鰹節粉」が手に入らないことが判明。

東京のお好み焼きは、普通の鰹節をかけるが、大阪の老舗では、
青のり粉&鰹節粉です。


でも、これ。
お好み焼きは、庶民の、というか貧乏人の食べ物で、
そんなもののトッピングとして、
鰹節は、もったいないから、そのカスの粉で、
安く同じ味を出すというのが
元々のレシピ。

お好み焼きやのばばぁが、料亭で使った鰹節の削りカスをただで仕入れた
という流れ。wwww


だが、鰹節粉が、値上がりし、鰹節が大量生産で値下がりし(鰹じゃないの使ってるよね)、
むしろ、鰹節粉がコストアップに繋がってしまうので、
逆に、代用品として、鰹節を入れるようになっております。


チェーン店は特に、
普通の鰹節を入れてしまう店が、増えとります。


ホルモンとかもそうですわな。
「放るもん」すなわち、普通は捨てるものを、もらってきて、
濃い味付けをして、
「ああ、肉だ、肉だ」と、超貧乏人が、食べるものだったはず。


が、手に入らないというか、ホルモン屋のチェーン店とかが参入して、
肉屋も、それなりの値段で売り始めたので、
焼肉やとあまり値段変わらないくらい、料金をふっかけてくる店もある。


魚も、かつては、超貧乏人の食事だった。

「となりの、山田君の家は、貧乏やから、毎日、魚喰うてるね。」
という感じだったのが、今は、そうでもない。


むしろ、昭和30年代に、牛肉なんかが、食えるのは、年に数回だったのが、
いまでは、牛丼が、250円で食える。


きっと20年後は、
「ああああ、うなぎと、トロを、腹いっぱい食いてえ」ってのが、
原動力になるんだろうな。


昭和30年代に、「ステーキを、腹いっぱい食いてえ」ってのが、
日本の若者の原動力になったかのように。www



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