なかぬきや


なかぬきや


ディー・エヌ・エー ミクシィ グリーほか 突然儲からなくなった会社何が起きたのか 少し前はあんなに羽振りがよかったのに(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)


いやいや。別に突然、何かが起こったわけではなく、
たんに、「なかぬき」されただけ。


間にたって、仕事しない会社は、そういう運命にある。


キャリアにも
関銭とられて、そんでもって、グリーとかにも、関銭取られて、
二重に取られるより、
AppleGoogleが、関銭が一回だぜ。ってことで、
開発力のあるアプリベンダーが、どんどん、シフトして行った。


それだけの話。


ガラケーって、
ゲームの請求が、キャリア(ドコモ、AUソフトバンク)からされるので、
無意識に、自動引き落としされてるってのがあって、
月会費が、1回も利用してなくても、ゲームの解約をしなければ、
毎月、固定的に入って来るというしくみだったわけで。


しかも、制作的には、ガラケーのOSは、キャリアごとにばらばらで
バージョンがいくつもあり、
携帯電話メーカごとに、若干のモディファイもされているので、
バグチェックのために、大量に携帯電話を所有し、
すべてチェックするという時間とコストに、
気が狂いそうになっていたところだったためであるが、
プラットホームである、グリーやDNAはすべてベンダーまかせ。
AppleGoogleのプラットホームに飛びついたベンダーが、
ゲームを一発ヒットさせれば、
以降のゲームベンダーも、どんどんシフトしていった。


ガラケー時代の請求のしくみ(既得関所)は、ナンバーポータビリティによって、崩れ、
ずっと、同じキャリアで入れば、
しらずしらずのうちに、月会費210円とか、315円とか、自動請求し続けてたのに、
キャリアを変更した瞬間に、
そんな「死会員」からの収入が絶たれる。


その事実を認識したガラケーアプリ会社は、
スマートフォンにシフトして行った。


でも、それを認識できなかった企業は、
いつまででも、ガラケーのおいしいしくみにしがみつき、
結局、スマートフォン対応が遅れ、死んで行った。


そんだけの話。


あとは、立ち上げて、社長がVersion1で、成功すると、
Version2を社長が企画できず(自己否定できる人間は、希少)
Version2を企画できる人材を雇ったとしても、
経営会議で、
「Version1の顧客は、どーするんだ。よーく考えたら、うちの会社は、Version1が
コアコンピタンスなんだから」
みたいな話で、原点回帰して、
結果、足踏み状態で、次世代には、一歩も進まず、
結局、ユーザが離れて行って、じり貧。


これが、現状。


ま、よくある話じゃねぇか?



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